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2011年3月17日

有事の指揮官

東日本大震災。多くの被災者が未だに大変な時間を過ごされており、一日も早く安心、安全な日々が来るように、そして今後2次災害が起きないように祈るしかありません。

そして今、被害の無い私たちが何不自由なく普通に暮らしていることに、申し訳ない思いでもあります。

被災地の女子中学生がテレビ局のインタビューに答えて「家もなくなりました。家族もなくなりました。今までがどんなに幸せだったのか分かりました。」と、辛さを堪えて明るい表情で答えていたのが印象的でした。

今回の地震は、日本の最大級の危機であり災害というより有事と認識すべきでしょう。

地震後の菅首相のリーダーシップは、あまりに頼りない。こういう時こそ上に立つものは、強力なリーダーシップを発揮しなくてはいけません。

何事においても、とにかく初動が大切ですが、今回も初動の遅れが被害を拡大させているように見えます。現在は、津波の被害に加え福島原発の事故が重なっていますが、政府の対応は遅い状態で心配です。識者の意見を取り入れながらも自分の考えで迅速に初動体制を作り、徹底したリーダーシップで指示をしていくのが「最高司令官」としての任務です。

もう1週間を過ぎているというのに指揮命令系統がはっきりしていないように感じます。

非常事態の時に自動的に首相が最高責任者として指揮を執るということに問題があるのかもしれません。リーダーシップも平和なときに発揮できる人と、非常事態の時に発揮できる人は違うようです。

となると有事の時の最高責任者は、その能力を最大に発揮できるような人物を置いておく必要があるように思います。とくに今回のような有事に際しての首相の「リーダーシップの欠如」を見て強く感じています。