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2011年9月25日

武道は礼法から

「昔、礼節の国と称せられ他国からも尊敬された日本は、今や礼を忘れた心なき集団とも言える状態である。然も、日本武道を修行しておられる人々の中にさえ礼に対する乱れは目に余るものを感じる。・・・・・ 」

上の言葉は、合気道二代道主(植芝吉祥丸)が「武道の礼儀作法 / 野中日文」の初版本に寄せた推薦文の一部です。礼なき武技は武道ではなく、単なる暴力となります。恭敬の心の表現があってこそ武道なのです。

武家の礼法の小笠原流32代当主小笠原忠統は、真の礼法とは「こころ」と「かたち」から成り立ち、「こころ」とは相手を大切に思うこころ、「かたち」とはそのこころを行動によって表すこと、と言っています。
 
相手に対する敬いの心や素直な心の動きを表したものが礼法で、武道の「型」のように、作法の「型」としての表現があり、その動きには無駄がなく合理的で折り目正しく、きれいな「型」となっています。

しかし、武道の礼法・作法については、武道によって作法は異なり、又は同じ武道でも指導者の考えによって異なることもあります。

例えば「立ち方、座り方」にしても、武道の種類、あるいは道場によって3つの作法があります。

1.“左座右起”(さざうき:着座は左脚から/起立は右脚から)
2.“右座左起”(うざさき:着座は右脚から/起立は左脚から)
3.“陰の足から引く”(着座は上座から見えない方の 足から)

現代剣道では「右手を刀」としているので“左座右起”(さざうき:着座は左脚から/起立は右脚から)と決められいます。右利きの人は、左足を前に構えるからで、構えは、刀である右手を脇に引いて、いつでも対処できるように敵に向けて備えるためといわれてます。

しかし、小笠原流による武家の礼法では、“右座左起”(うざさき:着座は右脚から/起立は左脚から)と記されています。(室町時代に確立されて約700年続く小笠原家は将軍家糾方師範として「武家の礼法」を代々伝承。小笠原流礼法として一般に知られています。)

今は左座右起の講道館柔道も、嘉納治五郎の時代は右座左起であったものが、昭和18年より他の武道と統一する形で、従来の右座左起から左座右起へ改正されました。また、柔道の試合は、座礼から試合をはじめていたが、昭和42年から立礼から始めることなったと明記されています。

合気道の場合、合気会本部が発行している合気道教本によると、右足から先に畳に着き、立つ時も同様に左膝を先に立てると道主が指導していますので「右座左起」となります。

また、古流柔術や古流空手などの徒手空拳の武術・武道は、現在も「右座左起」で決められているところが多いようです。

2011年9月15日

合気道 ~ 聞取りにくい話を聞く努力も修行のひとつ

今日の合気道は少年部指導の担当。

このところ体調が悪く声の出もよくありません。子供たちに指導する声がしっかり聞こえるのか心配です。このような時は子供たちに次のように言っています。

「今日は声がかすれて話が聞き取りにくいと思います。でも聞き取りにくい言葉や話は“聞き取ろうと集中して努力すること”それも稽古の内です。」

最近は何でも大音量で聞くことが出来ます。時には低音量、聞き取りにくい音を聞こうとする練習も必要ではないかと思っています(^^;

また、昨今の大人の場合を考えてみると、何かの集会の時に発言した人に「声が小さいです、はっきりお願いします」なんて無礼なことを言う人もいるようです。

「大きい声で」と子供たちに指導するのは、当たり前であり良いことです。しかし、大人の人の場合は少し考えた方がよいでしょう。人はみんなが声が大きい訳ではありません。歳を取ったり病気を持っている人は声がかすれ大きい声が出ない人、言葉がはっきりしない人もいます。あるいは、性格的に大きい声を出せない人もいます。

その場を静かにして、その人の言葉を聞き取る努力もせずに他人を責めるのは如何なものでしょう。子供たちも大人になって、そのようなことがあったら“自分のボリュームチャンネル”を切り替えることが出来るようになって欲しいと思っています(^^ )♪

 

2011年8月22日

合気道 ~ ある日の稽古 2011

礼を重んじ和気あいあいと・・・しかし、技の習得は向上心を持って熱心に・・・ ある日の稽古を写真でまとめてみました。稽古はこんな感じでやっています。(^^ )♪

長崎合気道 稽古風景 2011年ある日。
http://www.cotapapa.com/aiki/

2011年7月 4日

合気道 ~ 礼儀

子供たちを指導する際に、目上の人の前を通る時は必ず「黙礼」して通りなさい、と教えています。

女の子たちは毎回しっかり黙礼ができるようになっていますが、男子は何回言っても忘れてしまうようです(^^;

2年ほど前に入会してきた小学生のA君。最初のころは、話をしていても よそ見ばかりして「これで合気道やっていけるのかなぁ」と心配していましたが、そのA君が隣の男子に「ちゃんと黙礼して行くんだぞ」と言っているのが聞えました。

うれしいことですヽ(^o^)丿

2011年6月15日

Y夫婦のバンコク合気道場見学


合気道の仲間、Y夫婦がバンコク(タイ)の合気道場を見学してきたそうです。道場長は190センチ、120キロ以上の巨漢、稽古に来ている人も厳つい風貌をしていたけど、とてもやさしく接してくれたそうです。日本人の高校生や空手5段で合気道3段の猛者もいたとのこと。写真を見ると美人の女性もいますね(^^ )ルン♪

Y夫婦バンコク合気道場見学記
http://www.cotapapa.com/aiki/110611/

2011年5月 9日

合気道の皆勤賞


子どもたちは合気道の稽古をほとんど休みません。親の協力も必要ですが、少々のことがあっても休まないということは、子どもにとって良い経験となります。

写真右下は金賞のHちゃん7歳、昨年5月に入会し丸1年、1日も休まず皆勤賞です。静かで落着いた性格で向上心も有り、武道向きでしょう。これからの成長が楽しみです。(^-^)v

2011年2月24日

合気道 昇段者の面々


初段の賞状を持って笑顔の I さん。
彼女は高校3年生、滋賀県の看護専門学校に進学が決まったそうです。彼女のお母さんも看護士で、親子の夢が叶ったとのこと、オメデト~。

I さんとの稽古は、初段になって初めての稽古でしたが、今までの彼女の技とは大違いでしたヽ(^o^)丿力強さとスピードがグンと増し立派な黒帯の実力になっていました。審査へ向けての稽古で成長したのですね。

男性4人の写真は、今回の審査で段位充可された4段のMさんと2段のNさん、Iさん、Kさん。Mさんは大学時代から合気道を始めたという方ですから、合気道歴は30年を越えているでしょう。

みなさん年頃もよく(^^;責任ある仕事をしている年代。進学校の教師、会社の責任ある部署、あるいは事業展開をしている方など多忙な人たちです。普通であれば週2回の稽古などに時間をとれる訳がないのです。どうにかスケジュールを調整して皆さん参加される継続力は立派だと思います。

2010年7月27日

Fさんの叙勲、おめでとうございますヽ(^o^)丿

合気道の仲間Fさんの活動が、テレビ“あっ!ぷる”で放送されましたので紹介します。

Fさんは、ベトナムで口唇口蓋裂の診療を1997年から13年間に亘り、ボランティア活動しているということでベトナム政府から表彰され勲章を授与されました。

ベトナム戦争の際に枯葉剤が散布されたことにより、生まれつき唇や上あごの異常に苦しむベトナムの子どもたちが多いそうです。Fさんは同国ベンチェ省の病院で、無料の診療・手術を行っています。

勤務先の病院で休暇をもらっての個人活動を13年も継続しているということは、すばらしいことだと思います。

ちなみにFさんは親子で合気道の稽古に来ています。
忙しい仕事なのでしょうが、上記のような活動で参加できない時を除き稽古を休んだことがない努力家です。

2010年7月21日

オランダから来たバスさんの最後の稽古










オランダから来たバスさんが帰国するということで、今日は彼の最後の稽古でした。毎回真面目に稽古して、初心者の受身を卒業し、ようやく基本技を稽古し始めたのに残念です。

「みなさんが、とてもやさしく接してくれてありがとうございました。オランダにも合気会の道場があるので、合気道は続けるつもりです。・・・・」と、みんなの前で挨拶をしてくれました。

現在はオランダに住んでいる日本人のフィアンセが日本に来ているそうで、一緒に京都や金沢などを旅行して、合気道の聖地である茨城の岩間にも行く予定にしているとのこと。

岩間は、開祖・植芝盛平が昭和10年代に厳しい修行を重ね、合気神社を創建したところで、合気道を完成させた地とされます。私も機会があれば訪れてみたい場所です(^^♪

オランダには、私が大好きなフランス人の合気道家のティシェさんが指導に来ています。「ティシェさんに指導してもらえたらいいねぇ。一緒に写真に写して送ってよ~。」バスさんとは、その話で盛上がりました。

バスさんが「フランス語が僕は話せないんです。」と言うから「ティシェは日本語ペラペラだから日本語で話せばいいんだよ。」と言うことで・・・・「なるほど(^^;」

オランダ人とフランス人が日本語でペラペラやっている光景を想像すると楽しいですね。(^^♪

2010年7月15日

2010年度文集

私たちの合気道の道場では、全員がそれぞれの思いを書いた文集を毎年発行しています。

歳とともに行動半径が狭まってきてネタ切れの最近です。今年も何を書こうか悩んで・・・・この「独り言」欄に書いたことをつまみあげて書いた感じです(^^;

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武道の意識
            
最近入会した小学三年生のT君に感心しました。稽古が終わって帰り際、指導してくれた人に「先生、ありがとうございました。」と、しっかりした礼をしていました。こんな光景を見ると、とても嬉しくなります。

早速、T君を褒めて「誰から習ったの?」と訊いてみると「お母さんからです」と言います。お母さんも立派、素直に実行しているT君も立派です。 

初心者と少年部の指導を有段者が交代で受け持っていますが、子どもたちの指導をさせていただくことは、自分自身の成長にも役立ちます。

合気道を始めて十五年になるのに“合気道のことを知らない”ことが多い事に気がつきます。そして、改めて“合気道とは何たるや”“武道とは何たるや”を考え“基本”に戻って勉強をすることになります。

子どもたちには、今解らなくてもいいから何かを言葉で伝えたいと思っています。話をしても、聞き流してしまう子供が大半かもしれません。でも、その一言を大人になっても頭の中に残して思い出す子供もいます。子どもたちに伝える“考えと言葉”は、責任を持たなければなりません。

みなさんの指導法もそれぞれで違いますが、それは子どもたちにとってはいいことだと思います。「大きい声を出す」「俊敏に動く」「集中する」など等・・・・。それぞれの指導者が厳しくしているところが異なるからです。

私の場合、毎回子どもたちに言っているのは、武道の「礼」です。武道は「礼に始まり礼に終わる」といいますが、座礼と立礼くらいは、みんなのお手本になれるようにしたいものです。

合気道は“武道であること”を意識して欲しいと思っています。そして“礼儀作法”“立ち振舞い”を意識して欲しい。武道をしているからには、心得の無い人達と“何か違うもの”を身に付けて欲しいと考えます。

そんなことを少しでも伝えられたら・・・・と思いながら子どもたちと稽古をしています。

2010年6月10日

合気道 ~ 新人さん










昇級・昇段の審査会が近づくと、充分な指導が出来ないので新しい人の入会はお断りしています。
4月に審査会も終わり新しい人が毎月入会しています。

5月の新人は56歳の男性と6歳の女の子。
6月の新人は24歳の青年と6歳の男の子。

56歳の男性は、大学時代は剣道部、24歳の青年は大学時代は合気道部で2段の腕前との事です。
やはり皆さん武道が好きなんですね。

6歳の女の子は最初から姿勢がとても綺麗です。
姿勢はいくら教えてもなかなか矯正できませんから、最初から姿勢がいいということはすばらしいことです。そして、静かで落着いた性格のようですから武道向きだと感じました。

6歳の男の子は、礼儀正しい子どもです。
帯を結び直してあげた私の顔をしっかり見て「ありがとうございます。」とはっきりした声で言ってくれました。礼儀正しい性格も武道向きですね。

これからが楽しみな新人さんたちばかりです(^^♪

(写真左は6月の新人さんの自己紹介、右は5月の新人さんの女の子の立派な座礼。背筋を伸ばし、お尻がしっかりかかとについています。)

2010年6月 9日

オランダ帰り









ししばらく母国のオランダに帰っていたバスさん。
オランダ土産を持って来てくれました。
めずらしいお菓子に喜ぶ子どもたちです。

2010年6月 3日

合気道 ~ 袴デビュー

 
本年4月審査で初段取得の“袴デビュー”は、現在大学院生(医歯薬学・博士課程)のEさん。

何事も一つのことを長く続けるのは難しいものです。
若い人が永年継続して稽古に出ての初段取得は、稽古仲間として心から嬉しく思います。

Eさんは入会して7年目ということですから、勉学と両立させながらの努力は立派なものです。大学の友人に誘われて入会、誘ってくれた友人は仕事で他県へ行ったため一人での参加になっています。

彼は大学卒業の時、最優秀者のみに与えられる“学長賞”を授与されています。きっと秀才で努力家なのでしょう。(^^)現在大学院2年生、もう2年間勉強を続け、博士号を取得して大学で研究もしくは開業医の道へと進む計画のようです。

また、彼は沖縄松林流2段のお父さんの影響で小学生から佐世保尚武館で空手を始め、高校卒業まで続けて初段を取得しています。(佐世保尚武館は空手では有名な道場です。)

正に“文武両道”の若者です。
これからも武道をずっと続けて欲しいです(^^♪

2010年5月15日

子どもは宝です(^^♪

合気道で少年部の指導をすることは、自分自身の成長にも役立ちます。

合気道を始めて15年になるのに“合気道のことを知らない”ことが多い事に気がつきます。

そして、改めて“合気道とは何たるや”“武道とは何たるや”を考え“基本”に戻って勉強をすることになります。

話をしても、聞き流している子供もいれば、その一言を大人になっても頭の中に入れて思い出す子供もいます。子どもたちに伝える“考えと言葉”は、責任を持たなければなりません。

これからの合気道を、社会を、背負う子どもたちですから(^^)b

2010年4月11日

師範稽古及び昇級・昇段審査

ご指導いただいた中村師範は、合気道8段、空手7段、居合道4段で、その他にも柔道や棒術などの古武道の経験者です。師範の技は実践的でとても勉強になりました。

「スポーツには敗者復活戦がありますが、武道には敗者復活などありません。死ぬか生きるかです。」という師範の言葉に感じ入りました。

審査風景
http://www.cotapapa.com/aiki/2010/0411.html

2010年4月 8日

長崎合気会 昇級審査(少年部)


今日は少年部の審査、みんな普段の稽古どおりよくできました(^^)b

武道は「礼に始まり礼に終わる」
礼儀正しい子供が技も上手くなります(^^♪

審査風景
http://www.cotapapa.com/aiki/2010/0408.html





2010年4月 5日

オランダから来た仲間

合気道の稽古に来ているBさんはオランダ人です。

彼はオランダにいる時から、合気道を習いたくてネットで検索して、私の「コタパパの合気道」を見てくれていたそうです。オランダの人と繋がっていたとは嬉しいです。(^^♪

武道に興味が強く、今までに居合道、養神館合気道、ムエタイなどを経験したそうです。

彼はオランダのライデン大学で研究を続けていますが、今年の1月から長崎大学で「日本の鎧、甲冑」についての研究の為滞在しています。今は「日本の鎧、甲冑のヨーロッパからの影響」についての論文を書いているそうで、これが博士号を授与されるための論文になるそうです。

彼の日本語はとても流暢です。彼はオランダで5年間ぐらい日本語と日本の文化を勉強しました。日本では京都に3ヶ月ホームステイし、ハウステンボスのライデン大学に1年留学しました。それにしても、こんなに日本語がペラペラとは驚きます。私なんか学校で10年間、社会人でも何年か英語を習ったというのに・・・・(^^;

ちなみに彼は、英語、ドイツ語、日本語そしてオランダ語の4ヶ国語も話せるのに「フランス語がダメなんです~」と恥ずかしそうに言っていました(^^♪



Fさんの指導を受けるBさんと小学生・・・少し身長差がありすぎて可哀想(^^;

2010年3月13日

合気道10段 寺田精之さん

私が銀行に勤めていたときの同期入行の友人Iさんが遊びに来てくれました。もう、40年の付き合いになります。

合気道10段の寺田精之さんは彼の親戚です。

15年前に私が合気道を始めたときに、寺田さんの著書をサイン入りで頂いた事があります。この本を参考に基本技を勉強したことを思い出します。今でも、大事なところに赤い付箋がいっぱい貼り付けてあります。

その寺田さんが昨年7月に87歳で亡くなられたとのことです。

合気道の創始者・植芝盛平に師事し合気道一筋の人生。

晩年は、招かれて毎年カナダやロシアなどに合気道の指導に行っていました。正義感が強い人で、厳しい面もあったが、温かい人だったようです。家では歌謡曲を自己流のピアノで弾いたりしたとのこと、粋なところもあったのですね。

寺田精之さん略歴
1922年 長崎生まれ
1946年 拓殖大学卒業
1951年 合気会道場入門

拓殖大学合気道部師範
養神館最高顧問
合気道普及のため海外指導など

2010年2月17日

"見取り稽古"の大切さ ~ 見取り稽古は見盗り稽古

合気道の稽古、今日は少年部の指導当番でした。

サポート役は息子の小太郎でしたので、小太郎と打ち合わせて、子どもたちに“見取り稽古”の大切さを感じてもらうことにしました。  

他人の稽古を見ることも立派な稽古です。
しかし、稽古前の手本の技などを真剣に見ている子どもたちは稀のようです。

いつもなら、ゆっくりとした技を見せながら解説をつけていきますが、今日は小太郎と真剣勝負での早く厳しい技を手本として見せました。

子どもたちは、何か感じてくれたでしょうか(^^♪

2010年2月 4日

技は身体で覚えたものしか使えない

先日、特別稽古で練習した“合気剣”、その日は何時間もかけて反復稽古をしました。
しかし、数日稽古を怠ったら、もう忘れてしまっています(^^;

技は身体で覚えたものしか使えないものです。
その為には“反復稽古”あるのみ。

いつも稽古している技にしても・・・
週に2回の稽古をしたくらいで技が身に付くはずがありません。
稽古のない日も家で常に“反復稽古”を心掛けていることが大切なんですね。

2010年1月31日

合気剣

合気道の本来の姿は「総合武道」です。
合気道には投げ、固め技、突き、蹴り、そして剣や杖などの武器技もあります。

昨日は剣の特別稽古がありました。
滅多にしない稽古なので、覚えた剣の捌きを家に帰ってからも延々やっていました。

気がついたら深夜の2時、4時間近くも木刀を振っていたことになります。
おかげで今日の朝は身体全体が筋肉痛です(^^;

2010年1月21日

合気道~子ども達も武道の意識を持って欲しい











初段は初心者を、弐段以上は少年部の指導を交代ですることになっています。
今日の少年部の指導は私の当番でした。

合気道の稽古に来ている子供たちの人数も増えていますが、中学、高校入学あたりから入試や部活の為に退会していくケースが多いようです。できれば、その後に戻って生涯武道として続けてくれることを願っています。

武道をしているからには、心得の無い人達と“何か違うもの”を身に付けて欲しいと思います。

先ず“武道であること”を意識して欲しい。
次に“礼儀作法”“立ち振舞い”を意識して欲しい。

座礼と立礼くらいは、みんなのお手本になれるようにしたいものです。

今日は、正しい“座礼の仕方”を念入りに教えました。
武道の礼や所作は“綺麗”でなくてはいけません(^^)

大人に教えることと同じ内容で教えることにしています。
技の手本も子どもだからといって、ゆっくりした技を見せるのではなく、大人の早い技を見せるようにしています。半分理解できているかどうか分かりませんが、繰返し同じことを教えていれば自然と理解できてくると思っています。

No

2010年1月18日

目標はハリウッドで監督

アメリカへ20日に戻るというM君、今日も稽古に来てくれました。

彼は稽古を入会から退会まで一日も休んだことがない努力家でした。

そして高校を卒業すると長崎でバイトをしながら費用を自分で貯めて、「アメリカで映画の仕事をしたい」と単身アメリカへ勉強に行きました。

現在は、サンフランシスコの州立大学.San Francisco State University の映画学科を専攻、フランシス・フォード・コッポラさんなども講義に来てくれたそうです。

5年間のアメリカ暮らしで少し性格は変ったのかなぁと思っていましたが、柔和で寡黙な性格は変わっていないようです・・・でもmixiを覗いてみると冗談ばかり書いている面白い男です(^^♪

「アメリカで俳優は興味ないの?」と訊ねると

「俳優は無理でしょう、監督を目指してます。」

「監督は日本で?」

「いいえ、アメリカです。」

「そりぁ、すごい」

「アメリカで監督かホームレスです。」

寡黙な男がジョークでしめてくれました。(^^)

2010年1月14日

合気道の仲間 アメリカ帰り











アメリカ留学中のM君と北海道の大学に行っているSちゃんが帰省していて、一緒に稽古しました。
写真は、稽古を終わってから、みなさんにお土産を渡している二人です。

2010年1月 7日

合気道稽古始め

今日から合気道の稽古が始まりました。
正月気分もようやく抜け、体調も通常に戻ってきたようです。

空手や柔道など“武道”から離れスポーツ化している近年です。

本年は今まで以上に“武道”としての合気道を意識し実践していきたいと思っています。

写真は、息子の小太郎とツーショット。
最近ではめったに一緒に撮ることがなくなったので貴重な一枚(^^)

2009年12月19日

稽古仲間だった Dr.ジェフ・オルブライトは博士で武道家

1995年秋、新聞に合気道をするアメリカ人と日本人の青年が紹介されていました。この二人の清々しい笑顔を見て、私と息子の小太郎(6歳)は合気道をすることを決めました。

その時のアメリカ人、ジェフ氏は長崎の中学校の教師をしながら、3ケ所の合気道の道場で週に6日間稽古、それにプラスして居合道もしていました。日本に武道修行に来ていたわけです。

そして、とうとう母国アメリカで自分の道場”道心塾”を開いてしまったようです。d(^^)b

彼の現在の技をYouTubeの動画で見ると、ゆっくりとした大きな動きで、すばらしい技になっています。細い体型から、現在はふっくらとした体型になっており道場長の貫禄もついています。(写真の左がジェフ)

彼は私のHPを見てくれている様で、このことを書いた新聞の画像を紹介して、小太郎と私のことを書いてくれていました。

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以下はジェフ氏のHPから転載



This was taken while in Nagasaki in 95 just before my black belt test. Kotaro, a cute little kid and his father decided to start aikido after seeing this newspaper ad.

I had to go to 3 different dojos to get enough training in. I guess I was a bit 'aikido baka' (crazy) then. Trained 6 days a week, and had a few days with am and pm practices, plus iaido.

【 合気道との出会い 】 合気道を始めるきっかけとなったのは、1995年秋頃だったでしょうか、ある日の新聞の一枚の写真からでした。新聞記事は長崎県の国際交流の広告で、アメリカ人と袴をはいた青年の写真が大きく写って印象的でした。そのアメリカの青年はセントポール出身のジェフリー・オルブライトさん(22才)、日本の武道に魅せられもっと日本を知りたいと来日し、中学で英語の教師をしながら稽古に通っていたのでした。もう一人の青年は、その時24才の出口伸吾さん、初段になって間もない頃でしょうか。二人とも若々しく好青年に写っていました。 ...

http://www.cotapapa.com/aiki/060828/

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要約すると「1995年長崎で初段の審査直前のころです。可愛い子どもの小太郎とお父さんは、この新聞広告を見た後に合気道を始めることに決めました。・・・・・」という感じでしょうか。

ジェフ氏はセントルイスの名門のローガン・カレッジからカイロプラクティックの博士号を得て、ドクターとしても多忙のようです。

この15年、6歳の息子は成人し、ジェフはドクターで武道家、みんな成長し進化しています(^^♪

2009年11月20日

褒めて伸ばす

今日は合気道、小学3年生の男子が入会してきました。
入会日には簡単な自己紹介をみんなの前でしてもらいますが、彼は大きな声でちゃんと挨拶をしてくれました。

私はこんな子どもには必ず声をかけます。
「大きな声で、しっかり話してよかったよ。」と、目を見て褒めるようにしています。


と、いうのも・・・・・
私が小学生のとき、全校集会の朝礼で発表することになり、緊張の中にもどうにか発表し終えると、担任の先生が「よかったよ」と褒めてくれました。

先生の一言が、その後の緊張する場面でも「俺はできる」という自信となりました。
そんな思いがあるから、子どもたちのいいところを見かけると「○○がよかったよ」と必ず褒めることにしているのです。d(^^)b

2009年11月12日

合気道の稽古 ~ 修正能力

今日は合気道。

初心者の時に悪い癖をそのままにしておくと、後で修正ができなくなり変な形で技を覚えてしまうことになります。

技の修正を教えると、素直な子どもはすぐに修正できますが、大人の方がなかなか難しいようです。永年生きていると自分なりの癖が頭の中に残ってしまうのでしょう。

今日は大人と子どもが一緒に稽古しました。
「珈琲豆の焙煎に挑戦!」の気持ちにしてくれたNさんの娘さん(小学3年生)とも稽古しました。教える言葉をしっかり聞いて、その通りに技をやってくれます。修正能力もすばらしく、直ぐに修正できます。

人の話をしっかり聞き、理解できる子ですから、きっと学校の成績もいいと思います。
Nさん、将来が楽しみだね~(^^♪

2009年11月 2日

合気体操

稽古を始める前に全員で行う準備体操は、合気道開祖である植芝盛平翁の直伝とされる「合気体操」です。

「腹の前で両手の手指を組みながら黙想」「手の平を重ね合わせ、臍の前で上下させる」「手を上(天)に上げ、手指を振る」など神道のお祓いのような動作が組み込まれています。

また「足の甲と裏を手で叩く」「手で肋骨の左右を叩く」など、それぞれの動きが「肺、肝臓、胃に効くツボ」を考えての体操になっています。

さすが開祖直伝の準備体操です(^^♪

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「Wikipedia」によると次のように記載されています。

稽古の始まりに盛平の考案による「合気体操」と呼ばれる鍛錬法を行うのが慣例となっている。

身体各部の柔軟など稽古前の準備運動としての性格もあるが、「鳥船」「振魂」など神道の禊の行法の一部も取り入れられており、これ単独で“気の鍛錬”・“呼吸力の鍛錬”に効果があるとされる。また(財)合気会の理事であった西勝造の「西式健康法」も取り入れられている。

1.合気道の稽古は、技を左右同じ動きで同回数繰り返すため、左右の身体の歪みを取る効果がある。

2.受身で畳の上を転がることにより血行を促す。また受身の習得で転倒による怪我をしにくくなる。

3.関節技にかかることでストレッチ効果を得られ、五十肩などの予防になる。

4.試合がないため過剰な稽古をする必要が無く、年齢体力に応じて自然に足腰の鍛練ができる。

盛平自身、折りあるごとに、「合気道は適度な運動で血行を改善し、骨格を矯正し、体内の“気”の流れを整えることで身体の“穢れ”をはらう“禊ぎ”である」…等と独自の宗教的表現で、合気道の健康効果について述べている。

宗教的な儀式性と健康法を結びつけ、それを稽古の目的の一つとしていることも、他の武道には余り見られないユニークな点である。

2009年10月17日

合気道演武大会








合気道演武大会の模様をUPしました。
たくさんの方にご来場いただきありがとうございました。

演武大会の写真
http://www.cotapapa.com/aiki/091011/
コタパパの合気道の部屋
http://www.cotasante.co.jp/cotapapa/aiki-link.htm

2009年10月11日

合気道演武大会、無事終了


















 

 

演武会や昇段審査会というのは、普段味わえない緊張感が心地いいものです。
私も自由取りの演武をさせていただき、小太郎との親子対決もできました。

歳相応の演武をしたいと思っていますが、年よりくさい技や動きはしたくないと思っています。

武を極めれば舞となる・・・・イメージは、そのような動きを心掛けているつもりなのに・・・改めて映像をチェックしてみると・・・・立姿、足の運び、捌きのすべてが何とも年寄りくさい動きでした(^^;

こういう緊張感のある場所でも普段と同じ動きができないということは稽古量が足りないということでしょう。

まだまだ修練が足りないのです、稽古に精進しなくてはいけません。d(^^)b

2009年10月 8日

合気道演武大会

私が稽古に行っている合気道会で演武大会が開催されます。県内外の合気道愛好者が、基本技から応用技まで演武します。私も自由取で演武させてもらうことになりました。

合気道の自由取とは、柔道で云う乱取りで互いに自由に技をかけ合って稽古することです。今回の演武では私が技をかける側になります。相手は息子の小太郎とMさんですが、Mさんは180㎝近くあるがっしりした人ですから、つぶされないように注意しないといけません(^^;

http://www.cotapapa.com/aiki/091000/

長崎合気道会創立30周年記念演武大会

長崎県立総合体育館一階武道場 入場無料
2009年10月11日(日) 14時~15時30分

1.稽古風景
2.自由演武  獅子島会長
3.一般部演武
   (1)自由技
   (2)自由取
4.少年部・学生代表演武
5.一般部演武
   (1)太刀合わせ
   (2)自由取(コタパパの演武)
6.賛助演武
7.道場長演武
   (1)短刀取り
   (2)杖取り
   (3)太刀取り
8.師範演武 岡田師範
9.師範演武 中村師範

2009年9月 1日

女は強い!「めげない心」「言い訳無用の潔さ」の女子選手!

オランダ、ロッテルダムで開催された世界柔道も終了しました。

1964年、東京オリンピックで柔道が採用され、日本は全階級金メダルを確実視していましたが、無差別級決勝戦でオランダのヘーシンク選手に負けてしまいました。

「小よく大を制し、柔よく剛を制する」の日本柔道を信じ、柔道部に所属していた16歳の私にとって、この試合は今も忘れられないシーンです。

45年が経過し柔道は国際化して「柔道」から「JUDO」に変わってしまったようです。しかし、女性柔道家の選手の「一本を取る柔道」にこだわり「負けても言い訳しない」姿を見て、日本武道の心意気を感じて頼もしく感じました。女は強いd(^^)b

一方、金メダルを1個も取れず敗退した男子選手。勝負は負けることもありますから、負けても「潔く」して欲しいと思っています。しかし、試合後のコメントを聞いていると情けなくなってきました。

内柴正人(66キロ級3回戦敗退)の談話
 「何が何でも(勝ちたい)という部分が足りなかったのかもしれない」

大束正彦(73キロ級初戦敗退)の談話
 「ポイントを先に取ってから、前に出る気持ちがなくなった。けがをして勝てるほど世界は甘くない。」

・・・等と言い訳がましい(^^; 上村春樹会長は「何が何でもという気迫がない」と言っていました。

反面、女性の選手は試合を見ていても惚れ惚れするほどの集中力を持って臨んでいるのが伝わってきます。そして、負けても一切言い訳しない。

松本薫(57キロ級)は、右手を痛めて準々決勝で敗退後の談話
「全然だめでした。(右手のケガについて)どんな状況でも勝てなきゃ意味がない。次は必ず優勝します」と、敗因にケガは全く関係ないときっぱり話していました。相手の胸にぶつかり「バキッと音がした」という右手は多分骨折していたと思われます。

福見友子(48キロ級)中村美里(52キロ級)上野順恵(63キロ級)は、いずれも初出場での優勝。
三人とも、集中力がすばらしく、戦う姿からは凛々しさが伝わってきました。

谷本に2連勝したが、「精神的に弱い」と北京オリンピックにも選んでもらえなかった上野は「不遇」が柔道着を着ているとも言われていました。また、谷亮子に圧勝したのにオリンピックに選んでもらえなかった福見。

二人とも「めげない精神力」はすばらしいものがあると感心します。

特に上野順恵は、5試合すべて1本勝ちで文句なしの優勝でした。決勝戦で相手を押さえ込み勝利を確信してカウント終了を待ちながら笑顔がこぼれるのが印象的で、私も観ながら笑顔になっていました。ヽ(^o^)丿

2009年7月 5日

真の武

「武道とは、腕力や凶器をふるって、相手を倒したり、戦争などで、世界を破壊に導くことではない。真の武とは、宇宙の気をととのえ、世界の平和をまもり、森羅万象を正しく生産しまもりそだてることである」  (開祖植芝盛平翁の言葉)