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2011年9月25日

武道は礼法から

「昔、礼節の国と称せられ他国からも尊敬された日本は、今や礼を忘れた心なき集団とも言える状態である。然も、日本武道を修行しておられる人々の中にさえ礼に対する乱れは目に余るものを感じる。・・・・・ 」

上の言葉は、合気道二代道主(植芝吉祥丸)が「武道の礼儀作法 / 野中日文」の初版本に寄せた推薦文の一部です。礼なき武技は武道ではなく、単なる暴力となります。恭敬の心の表現があってこそ武道なのです。

武家の礼法の小笠原流32代当主小笠原忠統は、真の礼法とは「こころ」と「かたち」から成り立ち、「こころ」とは相手を大切に思うこころ、「かたち」とはそのこころを行動によって表すこと、と言っています。
 
相手に対する敬いの心や素直な心の動きを表したものが礼法で、武道の「型」のように、作法の「型」としての表現があり、その動きには無駄がなく合理的で折り目正しく、きれいな「型」となっています。

しかし、武道の礼法・作法については、武道によって作法は異なり、又は同じ武道でも指導者の考えによって異なることもあります。

例えば「立ち方、座り方」にしても、武道の種類、あるいは道場によって3つの作法があります。

1.“左座右起”(さざうき:着座は左脚から/起立は右脚から)
2.“右座左起”(うざさき:着座は右脚から/起立は左脚から)
3.“陰の足から引く”(着座は上座から見えない方の 足から)

現代剣道では「右手を刀」としているので“左座右起”(さざうき:着座は左脚から/起立は右脚から)と決められいます。右利きの人は、左足を前に構えるからで、構えは、刀である右手を脇に引いて、いつでも対処できるように敵に向けて備えるためといわれてます。

しかし、小笠原流による武家の礼法では、“右座左起”(うざさき:着座は右脚から/起立は左脚から)と記されています。(室町時代に確立されて約700年続く小笠原家は将軍家糾方師範として「武家の礼法」を代々伝承。小笠原流礼法として一般に知られています。)

今は左座右起の講道館柔道も、嘉納治五郎の時代は右座左起であったものが、昭和18年より他の武道と統一する形で、従来の右座左起から左座右起へ改正されました。また、柔道の試合は、座礼から試合をはじめていたが、昭和42年から立礼から始めることなったと明記されています。

合気道の場合、合気会本部が発行している合気道教本によると、右足から先に畳に着き、立つ時も同様に左膝を先に立てると道主が指導していますので「右座左起」となります。

また、古流柔術や古流空手などの徒手空拳の武術・武道は、現在も「右座左起」で決められているところが多いようです。

2011年9月16日

昔ながら懐かしい味、回転焼き


浜の町の電車通り沿いにある「太閤焼 みつや」の回転焼きをいただきました。

私は小学生の頃に兄と一緒に食べに来ていましたから、もう50年以上も続く老舗でしょう。子供の頃は「回転饅頭」と言っていたように思います。この店の商品名が「太閤焼」とは数十年間知りませんでした(^^;

店内テーブルで食べることが出来ます。記憶は定かではありませんが、その頃一個5円で、一皿5個で25円、皿は学校給食に使用していたようなアルミの皿だったと覚えています。

自分の記憶を確認しようと店員さんに尋ねようと思いましたが、並んで列を作っているお客様へせっせと焼いているので話し掛けられませんでした。

懐かしい味、昔から変わっていないような感じがします。(^^ )ルン♪

2011年9月15日

合気道 ~ 聞取りにくい話を聞く努力も修行のひとつ

今日の合気道は少年部指導の担当。

このところ体調が悪く声の出もよくありません。子供たちに指導する声がしっかり聞こえるのか心配です。このような時は子供たちに次のように言っています。

「今日は声がかすれて話が聞き取りにくいと思います。でも聞き取りにくい言葉や話は“聞き取ろうと集中して努力すること”それも稽古の内です。」

最近は何でも大音量で聞くことが出来ます。時には低音量、聞き取りにくい音を聞こうとする練習も必要ではないかと思っています(^^;

また、昨今の大人の場合を考えてみると、何かの集会の時に発言した人に「声が小さいです、はっきりお願いします」なんて無礼なことを言う人もいるようです。

「大きい声で」と子供たちに指導するのは、当たり前であり良いことです。しかし、大人の人の場合は少し考えた方がよいでしょう。人はみんなが声が大きい訳ではありません。歳を取ったり病気を持っている人は声がかすれ大きい声が出ない人、言葉がはっきりしない人もいます。あるいは、性格的に大きい声を出せない人もいます。

その場を静かにして、その人の言葉を聞き取る努力もせずに他人を責めるのは如何なものでしょう。子供たちも大人になって、そのようなことがあったら“自分のボリュームチャンネル”を切り替えることが出来るようになって欲しいと思っています(^^ )♪

 

2011年9月10日

テープレコーダー 1950年代モデル


sony tapecorder transistorized Model 101(1950年代モデル)

1959年、小学5年生の時に買ってもらったテープレコーダー。もう50年以上も大切に保存しています。当時、小学校に同じテープレコーダーが一台ありましたが、どの位の価格だったのでしょうか。公務員だった父は、そんなに多くない給料からよく買えたものです。

仕事一筋で何一つ贅沢はしない父でしたが、当時の新製品の購入は早かったのです。1950年代後半『三種の神器』といわれた白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫を始めとして電子レンジ、電話、自動車なども町内で一番早かったと思います。

新商品購入が早いといっても、無駄な娯楽品は購入したことは無かったのにテープレコーダーはなぜ買ってくれたのか・・・子供の喜ぶ顔が見たかったのでしょうね(^^ )♪

家にテープレコーダーが届いた日は、家族みんなでテープレコーダーを囲み、それぞれの声を吹き込みました。「お~ 俺こんな声しとると?」などと笑い合った一日でした。

小学生の私はラジオの音楽番組を録音して、音楽趣味に活用していました。今は、録音、コピーが簡単な時代ですから、好きな音楽はいつでも何度でも聴くことができます。私の場合はこの時代からやっていたわけですから贅沢な感じですね。このテープレコーダーを見ると、楽しい昭和の日々がモノクロの世界で思い出されます。

今も人気があるのかYouTubeにも動画がアップされていました。
YouTube - Sony Model 101 - How Sweet It Is!
http://www.youtube.com/watch?v=ZpoLllYnqRs&feature=related

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sony tapecorder transistorized Model 101

「H型」の家庭用普及期をさらに発展させたモデル。小型ですが、7インチリールまで対応しています。ベニヤ材に切り込みを入れてループ状にする技術が導入されており、コーナーはアールで処理されています。キャビネット表面はパターン(模様)をプリントしたビニールレザーが使われ、業務的なイメージを払拭。テープ走行の操作の切り替えもピクトグラム(図形文字)で表記するなど、使いやすさを考えた、簡便なデザインが貫かれています。