テープレコーダー 1950年代モデル
sony tapecorder transistorized Model 101(1950年代モデル)
1959年、小学5年生の時に買ってもらったテープレコーダー。もう50年以上も大切に保存しています。当時、小学校に同じテープレコーダーが一台ありましたが、どの位の価格だったのでしょうか。公務員だった父は、そんなに多くない給料からよく買えたものです。
仕事一筋で何一つ贅沢はしない父でしたが、当時の新製品の購入は早かったのです。1950年代後半『三種の神器』といわれた白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫を始めとして電子レンジ、電話、自動車なども町内で一番早かったと思います。
新商品購入が早いといっても、無駄な娯楽品は購入したことは無かったのにテープレコーダーはなぜ買ってくれたのか・・・子供の喜ぶ顔が見たかったのでしょうね(^^ )♪
家にテープレコーダーが届いた日は、家族みんなでテープレコーダーを囲み、それぞれの声を吹き込みました。「お~ 俺こんな声しとると?」などと笑い合った一日でした。
小学生の私はラジオの音楽番組を録音して、音楽趣味に活用していました。今は、録音、コピーが簡単な時代ですから、好きな音楽はいつでも何度でも聴くことができます。私の場合はこの時代からやっていたわけですから贅沢な感じですね。このテープレコーダーを見ると、楽しい昭和の日々がモノクロの世界で思い出されます。
今も人気があるのかYouTubeにも動画がアップされていました。
YouTube - Sony Model 101 - How Sweet It Is!
http://www.youtube.com/watch?v=ZpoLllYnqRs&feature=related
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sony tapecorder transistorized Model 101
「H型」の家庭用普及期をさらに発展させたモデル。小型ですが、7インチリールまで対応しています。ベニヤ材に切り込みを入れてループ状にする技術が導入されており、コーナーはアールで処理されています。キャビネット表面はパターン(模様)をプリントしたビニールレザーが使われ、業務的なイメージを払拭。テープ走行の操作の切り替えもピクトグラム(図形文字)で表記するなど、使いやすさを考えた、簡便なデザインが貫かれています。
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